第1回緑師ワークショップ「つくってみよう お正月飾り」イベントレポート
2022年12月27日に、弊社三鷹事務所にて第1回緑師ワークショップ「つくってみよう お正月飾り」を開催しました。
午前と午後の2回ともに定員数一杯のご予約を頂き、地域のみなさまと楽しい時間を過ごすことができました!
【 緑師(みどりし)とは 】
未来の都市生活をより豊かで持続的なものにするために、都市の緑の管理と啓蒙を担う新しいスタイルの造園職人として、私たちが独自に提唱している職能の名称です。
【 緑師ワークショップとは 】
企画、運営、実施すべてを、私たち緑師の職人が行うワークショップです。
・造園職人が日々の作業の中で身につけてきた知識や技術、感性を地域の皆さんと共有したい。
・日本の自然と文化の関わりを皆で学びあい、身近な生き物のおもしろさや四季の美しさ、そしてそれらを慈しむ心を広げたい。
それが、私たちが行う「緑師ワークショップ」のねらいです。
まずは「お正月飾り」について学ぶ短いレクチャーから始めました。
親子でご参加の方も多かったため、お子さんたちにも関心を持ってもらえるように頑張りました!
お飾り文化を知ろう!
はじめに、“お正月飾りを飾る理由”について栗原所長からのお話です。松や竹が持つ不思議な力のことや、日本の神様が好きな場所など、できる限り分かりやすくお伝えします。しかし「依代(よりしろ)」を簡単に説明するのはなかなか難しい…。
お話しが終わったあとは、いざお飾りづくりへ!
お正月飾りをつくろう!
まずは自分のつくるお飾りのデザインについて緑師さんと考えます。
緑師さんお手製の説明書もあります。
絵が上手ですねー!
今回は、「松と竹の立て飾り」もしくは「ミニ門松」のどちらかを選んでいただきました。
どちらのお飾りも竹を切るところからスタートします。
初めてノコギリを使う方もいらっしゃいましたが、緑師さんが丁寧にコツを教えてくれるので大丈夫。
ノコギリは引くときに力を入れるのがポイントでしたね。
竹を切ったあとは、他の材料と組み合わせてお飾りの形をつくっていきます。
ミニ門松を選ばれた方は、藁を巻いた土台もつくりました。
お飾りが、ナンテンの赤い実などによって、どんどん彩られていきます。
「松の葉っぱがチクチクする!」ことも触ってみないと分からないよね。
今回のご参加は各回5~6名に限定し、緑師さんたちがマンツーマンでお手伝いをしました。
完成!
みなさんとても上手にできました!
およそ1時間のワークショップの中で、ノコギリも意外と難しいことや、神様を迎えるためにお飾りが必要なことなど、随所で「なるほど!」といった感想をたくさん頂きました。
私たちは、これからも皆さんの暮らしと日本の自然文化を繋ぐような楽しいイベント作りに、積極的に取り組んで参ります。
次回の緑師ワークショップもご期待ください!